お金について考えてみた

給料とは何であるか?

この質問をあなたに聞いてみたい。給料とは自分が提供した労働時間の対価であると考えている人はとても多いのではないだろうか。でもその考えは違う。給料とは自分が提供した価値によって決まるのだ。この考えを頭に入れておくことは大事である。

たまになんで私はこんなに長時間仕事をしているのにこんなに給料が低いのだろうかと相談に来る人がいる。その人は労働時間が給料と比例していると勘違いしている。

 

山の上で販売している飲み物が、地上に売っている飲み物より高い理由はなぜであろうか。山の上に運ぶまでにコストがかかるから、その分値段に反映しているから?

いやそうではない。山の上は飲み物が貴重な価値をもたらすため、地上に比べて値段が少し高いのだ。山の上は地上と違ってコンビニはないし、自販機の数も少ないので、価値が上がるのである。

あなたがおにぎりをにぎって作ったとしよう。お腹がいっぱいのAさんに売ったら100円でお腹がペコペコのBさんに売ったら200円となった。あなたは同じおにぎりをつくったのに値段が異なるという現象がおきた。なぜなら、同じおにぎりでも腹ペコのBさんにとってはAさんに比べておにぎりの価値が高いからである。これはおにぎりのクオリティーとは関係ない。あくまで価値があるかどうかで値段がきまる。

 

もう一つクオリティー関係で、分かりやすい例を出してみよう。これはよく出される例である、あなたはサンマの値段が毎年変わるのを知っているだろうか。サンマがたくさん捕れた年はサンマの値段が安くなる。逆にサンマが不漁だった年はサンマの値段が高くなる。

そして一つ面白いのが、値段が安いサンマはおいしいのだが、値段が高いサンマはあまりおいしくない。普通ならば高い値段の方が美味しいはずだし、安い値段のほうがそれなりの値段になるはずだが・・・

このからくりを解決してみよう。値段が安いサンマ、つまり大量にとれた年は、海の中にプランクトンがたくさんあり、えさが十分あるため、栄養をたくさんとれたサンマを味わうことができる。値段が高いサンマ、つまりあまり数がたくさんとれなかったサンマはプランクトンが少なく、栄養不足のサンマとなる。値段が高いサンマは数が少ないので、貴重であるが美味しくない、つまりクオリティーは高くないのである。

このことからも値段とクオリティーは必ずしも比例しないということが分かる。

なんで私はこんなにクオリティーが高い仕事を生み出しているのに、給料が少ないのだと嘆く人がいるが、給料はクオリティーではなく、価値のあるものを提供しているかどうかによるからである。

価値を提供するという考えは今後お金を稼ぐうえで大事なキーポイントとなるのである。

 

 

個人の信用について

今の世の中は、情報化社会であり、誰でも検索すれば自分の調べたいことを検索して解決することが出来る。また情報が世の中にあふれており、お店でいうと高くてまずい店というのはほとんどみかけなくなった。どこに行っても大体同じ値段で提供され、お店のクオリティーはどこも高い水準にひきあがり、満足度の高い店がふえている。お店のクオリティーがどこも高いため、サービスで差別化することが難しくなってくる。

そうなると今後あなたはお店を選ぶときに、何で選んでいくか。今後はお店の名前よりもそこで働いているお店の人で選ぶ「人 検索」の時代がやってくる。どうせお金や場所を使ってサービスを選択するなら、自分がお金を払いたいと思うようなところにお金を落としたい。その時にどういう人を選ぶかというと信用度が高い人、自分とつながりや関係が高い人を選んでいくのが人間というものである。

信用度を積み重ねていく人が、お金を稼いでいく時代になっていく。

 

あなたが中華料理を食べたいとしよう。目的地の最寄り駅から徒歩5分のところにAさんが経営している中華料理屋さんがある。Aさんについてあなたは知らず、信用度は50パーセントである。同じ駅から徒歩10分のところにBさんが経営している中華料理屋さんがある。あなたはBさんについての情報をたくさん持っており、信用度は90パーセントである。

あなたはどちらの中華料理屋さんに行くだろうか?あなたは高い確率でBさんの中華料理屋さんに行くだろう。地図の距離上では、Aさんの方が近い距離にあるが、あなたの中ではBさんの方が精神的には近い距離にある。お店の味はどこも高いものが多い世の中なので、味よりも、誰がお店にいるかという視点が入ってくる。

そうなると今後信用度に基づいた地図というものが作成されるようになり、あなたは信用に基づいた地図をもとに行動することになる。一人ひとり、相手に対する信用度が異なってくるので、自分たちでそれぞれ独自の地図をもつことになっていく。物理的な距離よりも精神的な距離に重点がシフトしていく。

 

今後個人の信用が高い人、信用度をうまく積み重ねていく人は、人が集まりやすいので

信用というのはとても大事なものなっていくのである。

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