柔軟に修正しよう

私たちがより良い人生を生きていく上で、とても参考になる考え方を紹介しよう。

それは柔軟に修正することである。

想像してほしい。

あなたは今、東京発ニューヨーク行きの飛行機にのっている。

では飛行中、機体が予定されたルートを飛んでいるのは、飛行全体のどのくらいの割合だと思うか。

飛行全体の90%、80%、それとも50%だろうか??

正解は、なんと「ゼロパーセント」だ。

飛行機の窓際の席に座って、翼のふちのあたりをみてみると、「補助翼」がしきりにうごいているのがわかる。「補助翼」の役割は飛行ルートをたえず修正することにある。

同じことは私たちの人生にもあてはまる。しかし私たちの理想はもちろん、飛行機と違って予測や計画通りに進むスムーズな人生だ。

そのために私たちは、せめて最適な前提条件をそろえておこうと、最初の設定づくりに精を出す。職業教育も恋人や家族との生活も、すべてにおいて最初に完璧な条件を整えたがる。なんとかして計画通りに目的にたどりつきたいと思うのだ。

だが物事がうまく運ぶことなどほとんどない。人生は常に乱気流の中にある。

それなのに私たちは最初の条件設定ばかりを重視して、修正の意義を軽んじているのだ。

重要なのはスタートではなく、修正技術のほうなのだ

良い人生とは修正をくりかえした後に、初めて手に入れられるものなのである。

もう一度言おう。

ものごとがすべて計画通りに運ぶことなどない

なぜ、何かを修正したり、見直したりすることにこんなにも抵抗があるのだろうか。それはどんな些細な修正も計画が間違っていたことの証拠のように思えるからだ。計画は失敗だったと落ち込み、自分は無能な人間だと感じてしまう。

私たちは修正に抱いている悪いイメージを断ち切らなければならない。

理想的な完璧な戦術や、雄一無二の適職というのはありえない。

何事もある条件のもとでスタートさせ、それが進んでいく過程で持続的に調整をほどこすのが正しいやり方なのだ。

だから、皆さん、仕事でもプライベートでも条件設定を完璧にしようと力を注ぎすぎないほうがよい。

その都度かえていけるような、修正の技術をみにつけていこうではないか。

このような考え方を聞いたとき、私は肩の力がすっと抜け、これから新たに頑張っていこうと思え、勇気がわいたのだ。

柔軟に修正していき、よりよい人生を歩んでいこう。

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